2011年 11月 10日
「凍 日」 個展に来てくれた友人の中で、「好きなことやってる摩耶さんがうらやましい。」とか「私もしたいことはあるんだけどね・・・。」という方がいました。 「私ね・・・絵が描きたいの。でもね・・・。」 「昔 お琴やってたんだけど…今はね・・・。」とか以前していた趣味、あるいはこれからしたいことなど様々。 私は中高一貫の女子校でしたから皆同年代の女性です。 本来ならある程度子供に手が掛らなくなって、さあ自分のために何かしようという丁度いい時期です。 私 :「じゃあ 始めたら?」 友人:「でも・・・上の子が受験だし・・・。」 私 :「それが終わったら始めたら?」 友人:「それが終わっても下の子がいるし・・・。」 私 :「でももう高校生なんだからほっといてもいいんじゃない?」 友人:「うーん。考えてはいるんだけど・・・。」 これまでの経験上 こういうタイプの人は何年かかっても同じことを言い、いつまで経っても始めることがありません。実際十年前、八年前、三年前からこういうこう言い続けている友人が何人かいるのでした。 経済的に出来ないとか、家族の了解が得られないという状況ではないのに、自分から踏み出せないのです。 中には既に子供が成人してしまっている人も。 長年主婦として家族のために働いていたため、自分だけの楽しみを見つけることを罪悪と思っているのでしょうか。 きっと今まで真面目に主婦業をこなされてきたのでしょう。 主婦としてはいい加減だけど子供が小学校に入ったら、さっさと創作に復帰してしまった私ですが、「子供なんて最後は離れていってしまうのだから、今まで頑張った自分にちょっと御褒美あげてもいいんじゃないの?」と私はずっと思っていました。 まあ正直 私はそんな立派なお母さんではなかったのですが(笑) 私の場合 意外に早い時期に夫が「復帰したら?」と背中を押してくれたことに感謝していますが、必ず復帰したいと思っていました。 復帰してもまだ子供に手が掛ることが多かったので、寝る時間を削っていました。 それだけ素象人形を作りたいという思いが強かったのです。 その一歩を踏み出すのって勇気が要るのは確かです。以前から私はこんなことを書いていました。 そんなたいそうなことではありませんが、人生は皆一度きり、主婦だって自分の人生楽しむ資格があると思うのです。
by blog_maya
| 2011-11-10 08:35
| 素象人形
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アバウト
住み慣れた小樽の街や日常、自作の素象人形、他の創作品を紹介していきたいと思います。 by 摩耶 素象(そしょう)人形とは
「素」とは無地、飾らないこと、「象」とは心に浮かんだ姿、かたち。 彫刻家 小林止良於氏が創始の正確なデッサンに基づいた人形です。素材は陶土で成形後、縮み割れを防止する為、中を空洞に貫き乾燥後、焼成したテラコッタです。
プロフィールを読む 外部リンク 風の布・パピヨン Ryokusha.com 屋中秋谷 緑舎の窓 mihoの花 国本貴文「素材を生かす物語」 北海道美術ネット別館 aqua 庄司いずみの野菜ごはん カテゴリ
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