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ブログ HITOGATA   in Otaru       by摩耶

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2017年 06月 21日

感謝

 突然ですが、札幌に転居しました。
札幌に住む両親がすっかり年をとり、近年病院と関わりが深くなっていました。そのため頻繁に行き来していましたが、やはり小樽からだと限度があります。そんな様子をみて主人が定年はまだ先なのに前倒しで札幌への移転を提案してくれました。一年程物件探しの末、実家に自転車で通えるところに購入できました。幸い小樽への通勤もバスとJRが選べます。まだ段ボールの山と格闘中ですが、落ち着いたら親孝行の真似事をしていこうと思います。

 小樽は結婚を機に住み始めて26年、人生の約半分の時間を過ごした第二のふる里、窓から見える日々変わる海の色、風光明媚な景色、時折聞こえる汽笛とはお別れ、お気に入りの旧日本郵船、日銀小樽支店、富岡教会も気軽に訪れる事が出来なくなってしまいました。この地で妻となり母となった私ですが、少しは成長できたのでしょうか。けれども素象人形、彫刻の他に新たに陶芸、写真にも興味を持ったのは小樽に住んだのがきっかけ、幾ばくか視野を広げてもらったように思います。

2006年より始めたこのブログには小樽の思い出が詰まっていますので、しばらくこのまま残しておきます。札幌への行き来で余裕を失い休止していましたが、今まで拙いブログに訪問して下さった皆様、本当にありがとうございました。

 









# by Blog_Maya | 2017-06-21 17:43
2015年 09月 03日

転換期

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今年も残ることあと一か月あまりですが、相変わらず慌ただしい日々が過ぎていきます。
小樽の案内も続けています。しかし最近「案内役になりませんか?」と幾度となく誘いを受けるようになりました。それは長年通っていた歴史的建造物で案内する側になるというお話、正直戸惑いました。その上館内の案内役の方は一回り以上年上の方々ばかり、おそらく私が最年少。知識はおろか経験も足りないことは明らかです。
けれど小樽を愛する思いは地元の人にも負けないつもり。小樽を案内して20年余り、そろそろ案内の形も変えるいい機会なのかなと思いました。









# by Blog_Maya | 2015-09-03 13:37 | 小樽
2015年 08月 23日

糠漬け

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夏は毎年糠漬けが食卓に登場します。主人の好物でもあるので今年も胡瓜、人参、蕪、大根と色々漬けてます。
過去に苦い思い出があり、主人と二人だけでで食べていました。けれど今年は娘が「今なら普通に食べられるよ」というので三枚の皿に用意します。でも未だに娘のテーブルに置くときに当時のの事が頭をかすめるのでした。



















# by Blog_Maya | 2015-08-23 16:49 | 子育て
2015年 07月 24日

ゼロからあがく

ゼロからあがく_d0110197_14571067.jpg



 久しぶりに素象人形の制作をアップしてみました。といっても、これはデッサンを起こした後、初めて粘土を置いた状態。今回は二人像ですが、この段階では小学生の粘土細工みたいですよね。でもここから始まるのです。個展などでよく「彫るのですか?」と聞かれるのですが、実際は粘土を取ったり付けたりの作業。平面から立体にするにはここから3ヶ月から半年、金属製のヘラを振り回して悪戦苦闘の日々といっても過言ではありません。完成すると後は中抜きの作業、乾燥、焼成して完成です。

 
 
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今の段階で用いるのは主に彫塑ベラ、柘植の粘土ベラ、L字定規、定規は正中線を計るときに使います。あとはひたすら粘土に向かうだけ。正直作っていくうちに迷うこともあれば、間違いに気が付いて壊してしまうことも。
 創るという作業は気持ちを高めることが大事。集中力がないとアイディアが浮かびませんし、緊張感を持てなかった作業で納得できる作品が出来たことはありません。まだまだ納得出来る技量に到していないと自覚していますが、そのためには作り続けていくしかないのです。けれど無から生む楽しさは、苦しいけれど何に代え難いもの、大げさに言えば生きた証。だから私は一生あがくのです。



# by Blog_Maya | 2015-07-24 21:00 | 素象人形
2015年 07月 20日

案内の原点



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 23年前 大阪から孫の顔を見に小樽に毎年姑が遊びに来て下さっていました。長年連れ添った伴侶を失くされた後、実娘の同居の誘いも断り一人暮らしを続ける姑に少しでも楽しんで貰おうと、毎年市内を調べまわったのを覚えています。今は足の調子が悪くなり、残念ながらお越し頂けないのですが、その時にご案内したコースは今 客人を案内する定番スポットとなっています。


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昨日姑が電話で「この間小樽の写真が出てきたの。いろいろなところに案内して下さって楽しかったわ。」と言ってくださいました。


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 小樽の楽しい思い出を持ち続けてくださることを嬉しく思いました。けれど姑のお陰で私は小樽の歴史的建造物の価値を知りましたし、奥深さに気が付くことが出来たのです。姑を想ってしたことでしたが、結婚を機に移り住んだ街をよく知るきっかけとなり、逆に私が感謝したいのでした。











# by Blog_Maya | 2015-07-20 14:13 | 小樽