2007年 04月 21日

彩色

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                               「想い」

今まで素焼きの無彩色の人形ばかり紹介してきましたが、私の作品には彩色を施したものもあります。これは和紙仕上げ。土台は今までの作品と同じテラコッタですが、これに和紙を千切って 糊で貼って重ねていくのです。特に顔や手足などの素肌の部分は典具帖という透けて見えるほどの薄い和紙を幾重にも重ねて色を出していきますが、凹凸の激しい部分でもあるのでとても苦労します。貼り終えてから目鼻を描いて出来上がり。

手間が掛かりますが、やわらかな質感が出ます。 けれど典具帖の和紙で気に入った色が手に入らなくなりました。
100枚単位なら染めの注文が出来るからと仲間と注文したこともありましたが、思い通りの色に仕上がって来ないのでやめました。また 和紙で彩色を施すと、自分が持っていた作品のイメージからかけ離れた仕上がりになることもあり、心惹かれなくなったせいもあります。

これは公募展に初出品で入選した作品です。作った作品の個数が増えていく度にその難しさ、奥深さが分かり、美術関係の学校に行かなかった自分が生涯の趣味として貫き通せるのかどうか、悩んでいた時期でしたので素直に喜びました。
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by Blog_Maya | 2007-04-21 09:47 | 素象人形 | Trackback | Comments(2)
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Commented by rin-koko at 2007-04-21 14:07
私はこの方面には疎いのですが、人形の表情が優しくて素敵な作品ですね。
人形は、作る人の顔に似ると聞きますが
摩耶さんはどんな方かなぁ~と、想像してみました^^

説明を読むと、作り上げるまでには大変なご苦労があるのですね。
これからも、色々な作品を見せて頂くのが楽しみです(^^♪


Commented by Blog_Maya at 2007-04-21 18:49
rin-kokoさん

ありがとうございます。 三体前の作品の紹介の時にも書きましたが、確かに作り手に似てしまいます。 そこが悩みと言えば悩みですね。

私もrin-kokoさんがどんな方かなと想像してますよ~。(^^)
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