2014年 05月 24日

旧遠藤又兵衛邸

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 海産物卸商で巨万の富を築いた遠藤又兵衛が明治35年に建立した豪邸。本州から木材、大工は越後から呼び、旭川から砂利を運び、釘を使わずに3年もの歳月をかけて作られた和洋折衷の建物で「小樽御殿」の名で知られる邸宅でした。玄関脇に張り出た白い八角形の応接室はベイウインドがついた白塗りの壁と、天井が高い洋室が特徴的。門や塀も重厚に作られ鷹や亀の鬼瓦が飾られていて遠藤家の金色の家紋四菱もいくつも飾られ当時の貫禄が今でも漂っています。


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 遠藤氏の死後、大正2年に倉庫業等を営む山本厚三氏が所有者となり、昭和39年に立正佼成会が購入し小樽教会道場として使用。昭和58年に南正面棟の主要部分を残し、裏手にあった広間や蔵撤去し、お堂を建設して現在の姿となりました。昭和60小樽市指定歴史的建造物4号に指定され、平成7年には小樽市第8回都市景観賞を受賞。



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 今回初めて知ったのは襖の取っ手が透かし彫りで後ろの部屋が見通せたこと。他にも雪見障子とかいろいろありましたが、細部まで手間と贅を尽くした造りにその当時の職人さんの技術と粋な遊び心を垣間見ました。




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by Blog_Maya | 2014-05-24 15:05 | 小樽 | Trackback | Comments(0)
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