2011年 11月 24日
休日に本棚を整理していたら、15年ほど前に参加したセミナーの資料が見付かりました。 それは10年後の自分を想像してみなさいという趣旨で、人生を10年単位で考え計画することで充実した生活を送ろうというものでした。 その当時の私は2人目の子を妊娠中で上の子が幼稚園に行っている合間に参加したのです。 その時に書いたのは「創作活動への復帰」、ただそれだけでした。 当時の私は初めての育児に追われ、望んで授かった子とはいえ自分の時間がないことに諦めの境地だったのです。 それでも「いつか必ず復帰したい。」、その思いは消えませんでした。 幸い子供が小学校に入学したのを機に復帰出来ましたが、子育てで休止している間に恩師が亡くなり、その当時は何時出来るか、出来ないのか・・・展望が見えずに悶々としてました。 そんな状態から復帰出来たのは私1人の力ではなく、家族の協力、かつての仲間、窯を貸して下さる陶芸教室の先生・・・様々な方のお陰。 そして今は個展2回、展示会も2回開催し、来年の秋にと小樽のギャラリーにお声をかけて頂いています。 あの時には想像も出来なかったことで、とても有り難いことだと思うのでした。 今セミナーに参加した気持ちになって一筆書くとすれば・・・「素象人形の後継者の育成」です。 私は師の最年少の弟子でした。 仲間と呼ばせて頂いている姉弟子は70代と60代、50代。 順番で考えると・・・私を最後に素象人形を作る者は途絶えてしまうのです。 そのため後継者を育てるのは以前からの夢でした。 「こういう仕事は・・・若い人には向かないんだよ。」との声が聞こえてこないわけではないのですが、20代半ばで入ってきた私のような変わり者がこの世にもう1人位いるかもしれません。 そんな奇特な人がいつか現れることを願って、今は精進していこうと思います。 ただこればっかりは…10年で実現出来るかは自信がないです。 そもそも まだ半人前の私が人に教えるなんておこがましい話。 「人を指導できる、そんな技量の持ち主になる。」、その方が現実的かもしれません。 でも・・・なれるかな?
by Blog_Maya
| 2011-11-24 08:52
| 素象人形
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アバウト
住み慣れた小樽の街や日常、自作の素象人形、他の創作品を紹介していきたいと思います。 by 摩耶 素象(そしょう)人形とは
「素」とは無地、飾らないこと、「象」とは心に浮かんだ姿、かたち。 彫刻家 小林止良於氏が創始の正確なデッサンに基づいた人形です。素材は陶土で成形後、縮み割れを防止する為、中を空洞に貫き乾燥後、焼成したテラコッタです。
プロフィールを読む 外部リンク 風の布・パピヨン Ryokusha.com 屋中秋谷 緑舎の窓 mihoの花 国本貴文「素材を生かす物語」 北海道美術ネット別館 aqua 庄司いずみの野菜ごはん カテゴリ
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