ブログ HITOGATA   in Otaru       by摩耶

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2010年 08月 19日

何故・・・

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旧国鉄手宮線は明治13年に小樽・手宮〜札幌を結ぶ北海道で最初の鉄道として開通し、海産物や石炭を運送するなど北海道開拓に重要な役割を担っていましたが昭和60年にその役割を終え、廃線となりました。  
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現在は市が一部の跡地を取得しオープンスペースとして整備し遊歩道として市民に親しまれ、また冬の小樽の代表的なイベントとなった「小樽雪あかりの路」のメーン会場や夏のガラス市、鉄路展などに使用されています。
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続くこちらは色内駅跡地、ツタが這う塀の手前はかつてプラットホームでした。 
奥の文学館や美術館などが入居する市分庁舎は、日本の近代公共建築を牽引してきた郵政建築の第一人者小坂秀雄氏が戦後最初に手がけた鉄筋コンクリート造(RC造)の建物。この時期の郵政建築で、ほぼその当時のままというのは非常に貴重だそうです。
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この遊歩道とこのツタの張った塀、そしてこのポプラ並木がなじんでいとても落ち着く場所でした。  
きっとそんな思いを持たれている方はたくさんいらっしゃる筈。  またこれは小樽が誇れる歴史的遺産でもあるのです。
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けれどこの秋からこのツタの紅葉を見ることが出来ないのです。

美術館と文学館の再整備工事でこの塀の一部をを壊し、立派なポプラを全部伐採してしまうというのでした。 多目的スペースの新設や収蔵庫の拡張などの他、現在3階にある市民ギャラリーを1階に移し、三階には市内在住の版画家、一原有徳さんのアトリエの再現する計画だとか。 確かに新たな収蔵庫は必要のようですし、国際的に活躍されている一原氏の作品常設室が出来るのは歓迎すべきことだと思います。 
しかし旧手宮駅構内と周辺に遺された機関庫、転車台等の鉄道施設は国指定重要文化財に指定されているほか、鉄道施設と旧国鉄手宮線は国の「近代歴史遺産」に認定されていました。 この頃、市は旧国鉄手宮線と鉄道施設の保全と活用計画の参考とするため懇話会を設置したと記憶しています。今その保存計画はどうなっているのでしょうか。
小樽ジャーナルの記事にもこのような記事がありました。  残念ながら9月には工事が始まります。
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by Blog_Maya | 2010-08-19 14:12


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