ブログ HITOGATA   in Otaru       by摩耶

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2010年 05月 29日

茨木家住宅

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天保12年(1941年)に山形県で生まれた茨木興八郎は1860年に来道、明治3年(1870年)には祝津で漁師として独立しました。 明治36年には漁場を経営しながら札幌豊平に水田を開発し手稲や比布にも進出。 茨木家の住居は番屋通りと呼ばれる道道小樽海岸線に沿う山側に建ち、茨木家出張番屋、先日紹介した恵美寿神社の鳥居と隣接しています。
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住宅は平屋の主屋と二階建てのはなれからなっていて、こちらは道路に面した主屋。 前庭の周囲には道路の仕切りとして四角形の花崗岩を立て、屋根は緩やかに四方向へ傾斜する奇棟です。 正面中央は来客用の玄関でその屋根は三角状の小屋根(入母屋波風)、この屋根は曲面の屋根をかけて左側に並ぶ家族用の玄関と区別し、細部も円筒形の束(太瓶束)と草花をモチーフにした彫刻した持ち送りで支えています。 
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こちらははなれ。 主屋と後ろでつながっています。 実際は二階なのですが、豪華に見せるためもう一段屋根を高くしていました。 
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アップにすると雲をかたどった装飾が見事で、また屋根が長年の風雪に耐え くるいがないのが分かります。
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こちらも二階部分、雲をモチーフにした装飾のようですが、道路側から全く見えないはなれでしかも見上げないと気がつかない場所まで手の込んだ細工をするところから、当時の繁栄を伺えるのでした。 次回は素晴らしい企画のある茨木家番屋の紹介をいたします。
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by Blog_Maya | 2010-05-29 07:51 | 小樽


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