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2010年 05月 25日

白鳥番屋

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先週末開催された鰊祭り。予約していた番屋巡りに申し込み自体覚えていなかった夫を引きずって行ってまいりました。
まずは小樽三大網元といわれた白鳥番屋。今は群来陣という料理店になっています。 白鳥家別邸は以前紹介したこともあるそば処藪半。いづれも飲食店として活用されているのですね。 話を戻して、番屋全体に共通するのは玄関に曲面のある屋根をかけ、両側の窓には細かな格子をつけている事。また屋根の下の雲模様が彫刻されている支え板は「持ち送り」と呼びます。
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こちらは座敷につながる板間で親方の生活空間です。
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反対側は土間のまわりに漁夫の寝床があったそうで、天井もなく吹き抜けでした。 
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この石蔵は白鳥家の漁具等を収容していたもの。
石造りなのは防火のためで1992年調査時にはもう一棟ありましたが、残念ながら壊れてしまったそうです。 
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こちらの小振りな石蔵は白鳥家の家財を収容していました。そのため上の蔵より手が込んで作られています。注目すべきはは石の厚さが27センチもあるところ。市内の石蔵や倉庫は大体15センチか20センチなのと比べると厚いですね。
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屋根も凝っていて瓦屋根の両端は白鳥家の印を付けた鬼瓦がのり、その間の棟に装飾を施した半円形の瓦を二段に配し、また瓦の下は段々の装飾、屏風だたみと言うのだそうです。
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これは白鳥家の印。小樽には歴史のある「印」が沢山あり、商店や石造りの建物は道具、あるいは半纏などに広告を兼ねて判別に印を使用していました。漁師たちは網に「アバ」と呼ばれる木板の浮きに印を付け、網が時化で流されて不明になっても何処の誰の物か分かるようにしていたそうです。 また当時は作業場や船、鰊を背負うモッコと呼ばれる木の背負い箱にもつけていました。 今でも古い石倉倉庫の壁上部に印を見つけることが出来ますので、小樽に来られる時は気をつけて探されるのも楽しいかもしれません。 
この二つの倉庫は以前から撮り歩きしている時に気になっていましたが、今回由来が分かりました。それにしても屋根を修理し、雨の侵入を防げば、まだまだ使える貴重な石蔵なので活用を望みたいところです。番屋巡りはまだ続きますが、今日はこの辺で・・。
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by Blog_Maya | 2010-05-25 22:35 | 小樽


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